株式会社 木立の文庫

2020年秋 刊行予定

バンヤンの木の下で

不良外人と心理療法家のストーリー
Akira Ikemi & Eddy Daswani

高度経済成長に沸く1970年代、「下り傾斜の港町」を追い出された不良少年エディ。
インドから中央アジア、中東から北欧へとストリート生活を続けるなか
ヒッピー文化やベトナム戦争を背景に麻薬や犯罪に手を染め
刑務所に放り込まれたゴールド・ターキー(ヘロイン中毒)となってしまう。
さて、エディの人間復活への道は?
長い構想を経て追体験のなか展開する二人の「交差」が描いた“追体験小説”。

著者からのメッセージ

池見 陽(いけみ・あきら)

Eddy Daswani(エディ・ダスワニ)

神戸市生まれ。経歴は本書の通り。
相変わらずのモーターバイク好き、とくにBMW GS1100がお気に入り。海も大好きで釣りやカヤックを楽しんいる。
娘たちや孫たちに囲まれて食事をするひとときに幸せを感じている。

アキラとエディは神戸にあるインターナショナルスクールの同級生。非行少年だったエディはインドの祖父の元へ預けられたのち、家出してストリート生活から犯罪の道へ、各地を転々としながら犯罪集団の頭となるも逮捕されてしまったが、服役中にヘロイン中毒を克服し刑期も終えた。日本で会社経営者となったエディと心理療法士のアキラが再会し、波乱万丈のエディの半生を振り返りながら、ともに紡いだ異色作。『バンヤンの木の下で』四六判変型並製 360ページ 予価:本体 1,800円+税