新刊案内木立のブックス

箱庭ものがたり

こころの綴りかた教室

わたしたちは知らずと、周りに「適応」し「競争」し、常に「上昇」することを求められていないでしょうか? 他人と比べて焦ったり落ち込んだり、人間関係のストレスも。孤独は寂しいけれど、人と居ると息が詰まって「どこかへ逃げ出したくなる」……。
誰しも、「これがわたしの望んだ生活? わたしらしい生き方?」と、こころに “ 渇き ” や “ 疑問 ” を覚えることがあります。そんな日々に耐え続けると、心身が悲鳴を上げます。うつ状態になったり、からだが不調になったり……。

「溢れそうな思いをよくわかってくれる人に聴いてほしい」「気持を整理したい」といった思いも、多くの人が抱いているのではないでしょうか。そのような思いに応えた本書は、自分だけの “ こころの井戸掘り ” に親しんで頂くための、ささやかな試みです。
この本で紹介する《箱庭ものがたり》ワークでは、両腕で抱えられる程の木枠の「砂場」で、森や海や動物の“いのち”と交歓するなか、自然と “ こころとからだ ” が語りあいます。普段は胸に届かない「声」が受けとめられて、わたしだけのファンタジーが紡ぎだされます。

『箱庭ものがたり』菅佐和子編著
菅 佐和子 編著

発行:木立の文庫

四六判変型上製
200ページ
2,400円+税
ISBN 978-4-909862-08-2


 
 


心理カウンセリングや「教育・福祉・医療」分野で活躍している《箱庭(はこにわ)療法》(60×70cm四方の木枠〔内側は青色〕にサラサラの砂を敷き詰めて、そこに、沢山のなかから選んだ人形を置いていって、こころのシーンやストーリーを展開する技法)は、サンドプレイ(砂遊び)セラピーとして諸外国で重用され、日本でも心理療法や「こころのケアの現場でのコミュニケーション・ツール」として定評を得て、浸透してきました。

その伝統ある《箱庭》を、心理療法としての位置づけから広げ、一般的に展開させる試みが本書です。くわえて斬新なのは、砂の上にフィギュアを置くという造形に「おはなし」を添えることで、つくり手の「ファンタジー」がさらに豊かに表現される点です。

この《箱庭―物語法》もじつは長く実践・研究されてきたものですが、本書では、この「おとなの砂遊び」をもっと、誰もがアクセスできるワークとして知られることを目指します。ストレスの絶えない日々の生活に潤いをもたらす「こころの井戸掘り」体験を、六つの実例とともに易しく紹介するこの本を、ぜひ広く手にとって頂きたく思います。

(編集部)


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